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2014年6月27日金曜日

NHK・ETV特集「三池を抱きしめる女たち」が放送文化基金賞最優秀賞を受賞

「三池 終わらない炭坑の物語』」の熊谷博子監督がディレクターを担当した、NHK・ETV特集「三池を抱きしめる女たち~戦後最大の炭鉱事故から50年」(NHK福岡局制作)が、「第40回放送文化基金賞」最優秀賞を受賞しました。熊谷監督は、同番組で制作賞(個人賞)も受賞しています。おめでとうございます。
http://www.hbf.or.jp/awards/40.html
概要(記者会見資料)
1963年11月9日、福岡県大牟田市の三井三池炭鉱で起きた炭じん爆発事故。死者458人、一酸化炭素中毒患者839人を出す戦後最悪の労働災害だ。世の中は事故のことを忘れているが、一酸化炭素中毒の夫を抱えた妻たちには何も終わっていない。
 当時、その後遺症はほとんど残らないとされた。事故から3年後、国は約9割の患者に「職場復帰に支障がない」と労働災害補償の打ち切りを通告。脳を破壊された夫たちは記憶をなくし、人格が変わって暴力をふるうようになったりした。この半世紀、妻たちはそんな夫を抱きしめ、子どもを抱きしめ、事故を抱きしめ、日本最大の炭鉱であった「三池」を抱きしめて生きてきた。新たな法律の制定を求め、真っ暗な坑内で命がけの座り込み。“失われた夫の脳”の代わりもはたしてきた。自分が生きた証に、全患者の生と死の記録を残そうとする妻。新婚時代と同じ愛情でリハビリを続ける妻。
 4組の夫婦のそれぞれの生き様は、国と企業に翻弄され、生活を奪われていった労働者と家族の姿だ。今日も彼女たちの変わらない日常が続く。
選考理由(記者会見資料)
不治の患者である夫に寄り添って生きてきた妻たちに焦点をあて、患者やその妻たちが、事故後どのような苦難の人生を歩んだか、昔の映像も交えて、あますところなく伝えている。
 理不尽な生を強いられた女性たちの半生を描いた映像は、人間の尊厳の偉大さ、美しさまで映し出した。

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