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2015年6月30日火曜日

労農派の歴史研究会第171回例会報告

私がこういう運動をはじめ、世界経済の動向に興味を持ち始めた頃は、一方では、ソ連を中心とする社会主義国一発展途上国の陣営がありましたが、資本主義の世界では、アメリカの優位は圧倒的でした。こんなに早く、アメリカ中心の資本主義世界体制が崩れるなどということは、想像もつきませんでした。


 社会、第4章を讒むと、アメリカ中心の経済・金融秩序が崩れるのは、1めようのない
流れでした。アメ!Jヵの経済力と政治・軍事力がともに突出していたので、圧倒的な力に
見えました。そのアメりカの、累積債務が大きくなり始めても、アメリカの力の強大さが
揺らいだようには見えませんでした。


 しかし、アメリカの力の低下は、経済においては防ぎようのないものでした。今でも、
アメリカ資本の力は強大です。しかし世界の金融秩序は、もはやアメリカが絶対的な中心
ではなくなりました。卩本の経済・金融における力が、相対的に大きくなっているのは事
実です。しかし日本には、世界の経済・金融秩序を扣っていくような人材がいるよ引こは
見えません。言い複えれぱ、金持ちではあるが人材に乏Lい国が、中心に座ったらどうな
るか。嬖するに、世界の秩序は不安定にならざるをえないのです。これを呼んでの、率直
な感想です。


 もちろん、世界の金嫐秩序を動かしていくような人材は、必要に応じて、育つことも事
実でしょう。しかし、数十年間、アメリカの顔色をうかがいながら世界の政・財界で生き
てきた日本の官僚と財界人の中に、世界を視野に入れながら必要な秩序をこなしてゆける
人材が育つようには見えません。これからどうなるのでしょうか?

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