2016年9月10日土曜日

2016年度社会主義協会訪中団

9月4日より7日まで、社会主義協会代表団が訪中しました。メンバーは、杉田憲道社会主義協会代表、小笠原福司事務局長、瀬戸宏『社会主義』編集長、武広辰次協会佐賀県支部事務局長です。訪中の中心は5日に行われた中国社会科学院マルクス主義研究院との理論交流でした。
 この理論交流は、第五回中日社会主義学者シンポジウムという名称で行われ、今回は日本側の希望でテーマを「『資本論』、ロシア革命と当代社会主義」の二つに絞りました。これまでの交流はテーマが多すぎ、討論が深まらない傾向があったからです。また、討論の時間もできるだけ確保して欲しい、という要望も出しておきましたが、これも取り入れて貰えました。交流の詳細は『社会主義』10月号、11月号に掲載される予定です。

プログラムは以下の通りです。


第五回中日社会主義学者シンポジウム 『資本論』、ロシア革命と当代社会主義
主催者 中国社会科学院マルクス主義研究院
        日本社会主義協会
実行部門  中国社会科学院マルクス主義研究院マルクス主義中国化研究部
9月5日 中国北京
 一、開幕式:9:00-9:30
    司会者:金民卿(中国社会科学院マルクス主義研究院マルクス主義中国化研究部主任)
    ご挨拶:
    賈朝寧(中国社会科学院マルクス主義研究院副院長)
    杉田憲道(日本熊本学園大学教授、日本社会主義協会代表)
                                       
                二、シンポジウム第一段階(午前9:30-12:00)
    司会者:瀬戸宏(日本摂南大学教授、日本社会主義協会運営委員)
    発表者:
    1、 金民卿:青年毛沢東の十月革命に対する見方およびその当代的価値
    2、小笠原福司:ロシア革命とソ連崩壊に対する社会主義協会の見解
    3、武広辰次:社会主義協会の地方組織の活動について
    4、于暁雷:十月革命とマルクス主義の中国における伝播
    5、ディスカッション
                                       
            三、シンポジウム第二セッション(午後13:30-17:00)
    司会者:賀新元(中国社会科学院マルクス主義研究院マルクス主義中国化研究部副主任)
    発表者:
    1、杉田憲道:『資本論』と社会主義(会計)論
    2、侯為民:中国における『資本論』研究の現状
    3、瀬戸宏:中国の『資本論』研究に対する日本の見方
    4、鄭萍:最近の日本における『資本論』研究のいくつかの視点
    5、ディスカッション
   
                四、シンポジウムのまとめ(17:00-17:30)
    司会者:鄭萍(中国社会科学院マルクス主義研究院マルクス主義中国化研究部毛沢東思想研究室
    1、小笠原福司(日本社会主義協会事務局長)
    2、金民卿(中国社会科学院マルクス主義研究院マルクス主義中国化研究部主任)

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