●服部良一
http://www.hattori-ryoichi.gr.jp/blog/2012/01/post-81.html党首選挙の結果をうけて
本日、社会民主党党首選挙が告示された。私たちは、結党以来16年間にわたって一度も党首選挙が行なわれていない現状を異常であると考え、党首選挙の実施を求めて1月12日に記者会見を行なった。同時に、みずからも候補者の擁立を目指したが、今日までに立候補に必要な環境を整えるに至らなかった。
この間、党員の信を一度も問われていない現行体制の継続に対する懸念や、開かれた十分な議論を行うべきとする私たちの問題提起に応え、候補者擁立に向けて力を貸して下さった多くの方々に感謝するとともに、お詫び申し上げたい。
今回、党首選がまたも無投票再選となり、信任投票も行われないことは、党内民主主義の観点からも、深く憂慮すべき事態と考える。とりわけ、2006年改正に基づく党首選への立候補要件が著しく高いハードルになっているとあらためて痛感した。この点については、該当規則の早急な改正を求め、今後も引き続き問題提起をし、党首選挙の実現を求めていく。
今回の私たちの問題提起がきっかけとなり、青年自治体議員有志による独自候補擁立に向けた動きがあったことについては、これを評価したい。私たちは、若い世代の問題提起に応えられる党の形と党首選挙のあり方を、青年の皆さんとともにこれからも追求していく。
私たちは、今回の結果、現執行部が継続することになるとすれば、大きな懸念を表明せざるを得ない。党勢衰退の現実を直視し、その責任や原因にしっかりと向き合い、多くの人々に信頼と応援を頂ける斬新な党のイメージをいかに打ち出していけるのか、引き続き真剣な議論が必要であると考える。
2012年1月20日
衆議院議員 服部 良一
衆議院議員 照屋 寛徳
参議院議員 山内 徳信
党首選挙についてのご報告
情熱あふれる若手議員らの仲間の後押しを受けて、挑戦する決意を固めた、党首選挙。
告示日の20日午後の時点で、立候補要件である県連推薦が得られず、かつ200人以上必要な党員推薦も185人までこぎつけましたが、社民党の改革に向けた徹底した議論を行おうとする多くの方々のご期待に添うことができませんでした。わずか3日間に本当に走り回って、動き回ってくれた仲間の皆さま、励まし続けてくれた皆さまに心から感謝申し上げます。
その一方で、突然の決意に、驚かせて、難しい判断を迫り、ご心配をおかけした皆さま、伊賀市民の皆さまに心からお詫び申し上げます。厳しいご批判も受け止めたいと思います。
ただただ社民党が国民から失った信頼をどのように取り戻すのか。
若者だからこそ、私欲を捨てて損得を抜きに、純粋に挑戦しなければならないのではないか。
この国の政治そのものが、地方分権、地域主権と叫ばれる時代、国会を頂点に地方議会が下位にあるピラミッドのような「かたち」がいいのか。
改革のために、自由闊達な議論ができる場をつくりたかった。厚い壁を前に、そう考えるとやはり残念に思います。
人生で経験したことのない嵐のような、3日間でした。
どうか今後ともご指導たまわりますようお願い申し上げます。
三重県伊賀市議会議員 稲森としなお
情熱あふれる若手議員らの仲間の後押しを受けて、挑戦する決意を固めた、党首選挙。
告示日の20日午後の時点で、立候補要件である県連推薦が得られず、かつ200人以上必要な党員推薦も185人までこぎつけましたが、社民党の改革に向けた徹底した議論を行おうとする多くの方々のご期待に添うことができませんでした。わずか3日間に本当に走り回って、動き回ってくれた仲間の皆さま、励まし続けてくれた皆さまに心から感謝申し上げます。
その一方で、突然の決意に、驚かせて、難しい判断を迫り、ご心配をおかけした皆さま、伊賀市民の皆さまに心からお詫び申し上げます。厳しいご批判も受け止めたいと思います。
ただただ社民党が国民から失った信頼をどのように取り戻すのか。
若者だからこそ、私欲を捨てて損得を抜きに、純粋に挑戦しなければならないのではないか。
この国の政治そのものが、地方分権、地域主権と叫ばれる時代、国会を頂点に地方議会が下位にあるピラミッドのような「かたち」がいいのか。
改革のために、自由闊達な議論ができる場をつくりたかった。厚い壁を前に、そう考えるとやはり残念に思います。
人生で経験したことのない嵐のような、3日間でした。
どうか今後ともご指導たまわりますようお願い申し上げます。
三重県伊賀市議会議員 稲森としなお
●福島みずほ
*直接の表明文はまだ発表されていませんが、YouTube に記者会見「党首としての抱負」録画があります。
また田川市議佐々木允氏ブログに当選記者会見の要約・コメントがあるのでそれを引用します。
1.自治体議員と党全国連合の連携をより密にする。
社民党は社会党時代から伝統的に、党組織とは独立性の高い組織として『社民党全国自治体議員団会議』を組織していますが、党運営との密接なリンクがはかられていない現状もあります。党首は「ネットワークづくりの強化をはかる」と述べていますので、今後どのような形になるのか、私も自治体議員の一人として考え行動していきたいと思います。
2.若手党員の育成と若者を党全国連合常任幹事会に登用も含め抜擢を図る。
これも私は青年議員のひとりですので、大いに関係します。社民等の日常運営における最高意志決定機関が、党全国連合常任幹事会です。そこでの若手の抜擢を言及したことになります。
そもそもこの提案は2010年11月末に提出した「社会民主党を愛する青年議員・党員からの再建に向けた真剣な提案 『よそもの・若者・ばかもの』による社民党再建計画」にも若者の抜擢を訴えています。党首は「若者の登用を増やしていくこと、若者の意思決定の場への参加を含め、しっかりと検討する」と付け加えています。今回の党定期大会でそのことを具体化できるかどうかが、大きく問われますし、我々もどのような行動が出来るのか考えていかなくてはなりません。
ほかにも青年対策として、若者ツアーや議員養成塾の創設、各ブロックでの青年活動の支援などもを述べています。これらの点は私たち青年議員にとっても大きな課題だけに、これから主体的に声を挙げ、行動していきたいと思っています。
3.党広報活動を充実、強化する。デザイン一新も行う
これも前述の「「よそもの・若者・ばかもの」による社民党再建計画」にネット配信や、デザイン一新を大きな柱として訴えてきました。党首は「党首記者会見のあり方を見直す(ネット公開か)とともに、ポスター、配布物を若者や無党派層などに入ってもらって、広報のあり方について検討していきたい」と述べています。この点もきたるべき総選挙などを前に、早急にリニューアルする必要があると考えています。
これらを踏まえ、2月には党大会が開催されます。リベラルで社民主義政治の実現を真正面から語れるのは、主要政党では社民党だけ。社会保障費の増大や、国富の減少といった中、社民主義的政策の推進が大きなカギとなっていますし、その思想をしっかり政策で注入することが、社民党には求められます。
しかし社民党の党勢を拡大する打開策は見えていません。まずは2月の党大会でその事が示すことができるか、私も代議員となりましたので、ぜひ声を挙げていきたいと思っています。