2015年10月27日火曜日

『マルクスと日本人』書評(井上定彦)ほか(ネツト上の書評)

「メールマガジン・オルタ」(加藤宣幸氏ら編集)140号(2015.8.20)に井上定彦氏(島根県立大学教授)の佐藤優・山崎耕一郎『マルクスと日本人』書評が掲載されています。うかつながら今頃気が付きました。かなりの字数で好意的な内容です。リンクします。


http://www.alter-magazine.jp/index.php?%E3%80%8E%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%80%80%E2%80%94%20%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%BF%E3%81%9F%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AB%96%20%E2%80%94%E3%80%8F






また、この機会にネットを調べたところ、下記の書評がみつかりました。発表順にリンクします。否定的なものも含めてさまざまな内容ですが、これだけの書評が出たのは、やはり同書がかなり広く読まれていることを示すものでしょう。


原野人「山崎耕一郎氏の社会主義論(上)-『マルクスと日本人』佐藤優×山崎著を読んで」 『社会通信』No.1199(2015.9.1)
http://shakaitsuushin.cool.coocan.jp/mokuji/1199-20150901.pdf
原野人「山崎耕一郎氏の社会主義論(下)-混迷を脱却し共同戦線の推進者たれ 『社会通信』No.1200(2015.9.15)
http://shakaitsuushin.cool.coocan.jp/mokuji/1200-20150915.pdf




有坂汀さんの書評(9.18)
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.honzuki.jp/book/229574/review/142655/




書評メモブ(9.26)
http://blog.livedoor.jp/sonyfan/archives/52134190.html




田中尚輝のブログ(10.9)
http://blog.canpan.info/tanaka-naoki/archive/2094







2015年10月22日木曜日

中国社会科学院マルクス主義研究院訪日団と社会主義協会の理論交流

2015年中国社会科学院マルクス主義研究院訪日団が10月15日から19日まで社会主義協会の招待で日本を訪問し、18日(日)には社会主義協会との理論交流が行われました。これは、2001年に始まるマルクス主義研究院の前身であるマルクスレーニン主義毛沢東思想研究所時代からの交流の歴史を受け継ぐものでした。


今回の団は、賈朝寧中国社会科学院マルクス主義研究院副院長はじめ計6人のメンバーでした。
社会主義協会との交流のほか、京都大学人文科学研究所などを訪問し、京都、東京を参観しました。昨今の引き締めのためか訪日日程が以前の団より短くなっており、中国側が面談を希望しながら会えなかった研究者もいました。


18日の社会主義協会との理論交流では、事前に双方が質問事項を提出していました。その内容は次の通りです。




●中国側質問事項
1.あなた方は 中国の新しい改革全面深化をどうみているか。 
2.あなた方は中国の国有企業改革の出口はどこにあるとみているか 
3.中国政府の反腐敗措置をどうみているか 
4.日本の学者は中国の道をどうみているか 
5.中国の近年の外交政策をどうみているか 
●日本側質問事項
1.21世紀の中国外交政策
2.中国経済の現状-新常態をどう考えるか
3.中国経済体制改革の現段階-国有企業を中心に
4.習近平政権の反腐敗闘争をどう考えるか
5.中国の環境問題の現状と対策




以前の訪日団からは、日本に関する事が質問されたのですが、今回は中国の事を日本がどうみているか、が質問の中心でした。理論交流は、午前10時から午後5時まで、熱心な討論が行われました。理論交流の詳細は、『社会主義』一二月号で紹介される予定です。

2015年10月1日木曜日

『社会主義』2015年10月号目次

一冊600円。紀伊國屋書店新宿本店、東京堂書店、大阪・清風堂書店で販売中。社会主義協会でも取り扱っています。
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特集 戦争法制廃止に向け闘い続けよう
又市征治■参議院における戦争法案の攻防と今後の課題
横田昌三、飯島滋明、福山真劫■2015年度現代社会問題研究会シンポジウム
    戦争法案阻止と護憲運動
吉田進■「戦争をさせない1000人委員会」(長野)
金子彰■憲法を我々の手に取り戻し安倍政権を打倒しよう(埼玉)
長田秀樹■「戦争をさせない北海道委員会」の運動
津田公男■15年「防衛白書」と新安保法制


布野隆■自治労第88回定期大会を終えて
本村隆幸■日教組第103回大会を終えて
野口雅人■第82回私鉄総連定期大会から見える現状と課題
佐藤哲夫■岩手県久慈市議選を戦って
杉田憲道■連載 いま、『資本論』からまなぶこと①
  『資本論』学習の出発点
向坂逸郎■社会主義の古くして新しきもの②